ちょっとひといき
-----

きっかけは営業М氏が見つけた本のコラム

さすがキングパーツ社員。
「金属」に関することにはアンテナが反応するようです。

何やら、兵馬俑で見つかった剣(つるぎ)にはクロムメッキが施してあるとのこと。
兵馬俑は2200年以上前に作られたと伝えられています。
現在のクロムメッキは20世紀に発明された技術です。
時代を考えると中国の技術は素晴らしいことを証言するものだ!

 と記されています。
兵馬俑兵士が持っていた剣
メッキなんでしょうかねエ・・・それとも、地中に長年埋められていたので地中鉱物と剣成分が反応して表面がクロムで覆われた? 現実がどうであれハッキリとした根拠がわからないそうなのでメルマガネタにするのは壮大すぎるテーマです。
で、
ふと生まれた疑問が、そんなにスバラシ技術があったかもしれない中国の兵馬俑の時代、日本や西洋はどうだったのだろう?
今回は息子の世界史・日本史の教科書を借りて、かすかな記憶をたどります。
兵馬俑兵士
場所は紀元前210年ごろの「秦朝(Qin Dynasty)」始皇帝の時代。
武器としての剣はすでに鉄製だったようで、兵馬俑の青銅つるぎは装飾目的か、腐食を嫌ったためなのかもしれません。中国統一がなされ国家として機能し、政治・文化ともに「今で言う先進国」と習いました。
万里の長城が作られた時代です。
ローマ時代のガレアと剣
西洋では「ローマ時代」。
ローマ帝国ではなく前史の「ローマ共和国(Roman Republic)」にあたります。
文明としては巨大建造物、広大な領土、ローマ水道に見られるように現代でも通用する技術をすでに駆使していました。
弥生式土器と稲穂
そして日本は・・・
都市はまだ無いようです。
邪馬台国誕生が2世紀ごろとすると、まだ400年も待たなくてはなりません。年表を観れば「弥生時代」。弥生式土器で代表されるように農耕主流とのこと。
陸でつながっていた大陸文明とは違って、まったりゆっくりと時間が流れていたのでしょう。
現在のクロムメッキは電気を使います。それも安定した電力が必要。そもそも2200年前に電気あった?
兵馬俑の青銅ツルギ表面のクロム膜は電気メッキではないのかもしれません。 化学反応? 後世処理? ○造?
でも、もっと不思議なのは その後2000年も技術の伝承が無かったこと。
 すばらしい技術だったはずなのに。
もしかして   宇宙人?
宇宙人グレイ君

 
~ロストワックスの可能性を拡げる~         キングパーツ株式会社